過程を大切に
昨日の夜は「中2・数学ゼミ」でした。
経験上「数学が得意な子」には、3つの特徴があって
- 暗算をあまりしない
- 字が丁寧で大きく濃い(上手くなくていい)
- 絵・図・表をやたら使う
という話を伝えて、計算問題を解くときの「過程を大切にしてほしい」と伝えました。
計算問題では
どんな手順で進めたか、その過程(途中経過)を書いているか
がとても大事で、数学が苦手な子ほど「過程/計算の流れ」を書きません。
この1つの原因として
教科書や市販の問題集は「余白が少ない」
ことがあると思っていて、ゼミで使う問題(自作)は、とにかく余白を大きく取るようにしています。
また、なるべく消しゴムを使わないで「計算ミスをそのまま残して置く」ことも勧めていて、その方が
自分のミス(という伸びシロ)をデータとして残しておける
からです。
これらは小さなことですが、これらが積み重なって「数学が得意」を作ってくれます。
また、この「過程を大切にする」という考え方は、きっと将来も役立ちます。
なぜなら、
上手くいっている人が何をどう考えて、どんなことをしているのか?
に着目するクセが付くからです。
単純に「問題が解ける解けない」ではなく、その理由、つまり過程を大切にする生徒に育ってほしいと考えています。