望まないクセ
例えば、小学校2年生の時の「掛け算九九の暗記」の際に、間違って
7×3=23
と覚えてしまった子がいたとします。
ちょっとあり得ない話になりますが、その子がこの間違い気づかずに大人になると、どんなことが起きるでしょうか?
おそらく
様々な場面で「7×3」を使う時に、 毎回エラーが発生して計算を間違う
ということになります。
掛け算九九は「知識ではなくクセ」なので、ちょっとやっかいです。
クセ(癖)とは、長い時間をかけて体に染みついたもので、変えようと思っても変わりません。
なぜなら「自動的に7×3=23」が頭に浮かんでしまうからです。
これは皆さんが身につけている他の九九で試してもらうとわかりますが、サブロクジュウハチ、ゴックシジュウゴ、サザンガク、などの九九は
頭で考えることなく、自動的に口から出てくる
のではないでしょうか?
この様に「本人が望まんでいないクセ=エラーを自動的に生み出すクセ」が掛け算以外にも発生します。
- 痩せようと思っていても、ついつい夜中にがっつり食べてしまうクセ
- 自分のことは棚に上げて、子供の悪いところを見て激怒するクセ
- 集合時間ギリギリになり、慌てて運転するクセ
- 持っているお金を散財するクセ
- 結果はきっと悪いだろうと考えるクセ
- 自分は運が悪いと思うクセ
- 勉強は楽しくなく忍耐と我慢だとイメージするクセ
などなど、仕事・時間・健康・お金・人間関係・家族・勉強・恋愛など「人生の様々な要素」で
自分が望まないクセ
が身についてて、自動的にエラーを発生させ、本来の目指す場所から遠ざけ、邪魔している場合があります。
この「考え方のクセ(癖)」をまず自覚して、それを1つ1つ改善していくこと
このことが「何よりも優先して取り組むべきこと」であり、そのための方法論(メソッド)や仕組みを紹介し
1人でも多くの人が「物心ともに豊か」に生きていくことに貢献する
のがこの考え方研究室の目的です。