10回連続勝った人

例えば、1024人の人が2人組でジャンケンで勝負をします。

勝つのは半分の512 人で、また2人組を作ってジャンケンをすると半分の256人が残る。

これを繰り返して、126人、64人、32人、、、

そして10回目に「最後の1人」が勝ち残ります。

この人は「10回連続勝った人」になるわけですが、例えばこの人が

  • ジャンケン必勝法!こうして私はチャンピオンになった
  • 誰でもジャンケンに勝てる7つの法方
  • ジャンケン勝率向上メソッド

などを販売していたとしたらどうでしょうか?

実績は十分(10回連続勝ち)ですので、もしかしたら購入する方もいるかもしれません。

そこに「目線が大事・グーの使い方・出す前に勝負は始まっている」など、それらしいことが書かれていたら

なるほどそうかも!

と共鳴共感する方も出てくるかもしれません。

ところがよく考えて欲しいのは、1024人でジャンケンを始めれば「10回連続勝つ人」が必ず現れるということ。

そして、10回勝った人の勝因の大部分は「運」です。

これに近いことが、世の中にはたくさん出回っているかなと感じています、。

  • 再現性があまりないメソッド
  • その人だからできた方法
  • 実は「運」で決まること

これらを「みんなこれでうまくいく」と喧伝している状況です。

そして「何かを伝える側」としていつも気をつけているのはこの部分で

起きた現象の「核心」をしっかり見ること
そこに「再現性」があるかの検証

ここをいつもチェックして、発信していきたいと考えています。