一度しか指示しない
10年前から幼稚園のサッカー教室を開催していて、昨年からはもう1園サッカー教室をすることになり、未就園児とサッカーをする機会増えました。
園児へのコーチングで気をつけているのは
「1回しか指示しない」
ということ。
「コーチは1回しか言わないから、聞き逃したら大変だよ」
と伝えて、仮に話を聞いてない子がいても「2回目は言わない」ようにしていています。
どんなに「つぎ何するの?」と聞かれても
ごめん、コーチ、1回しか言わないんよ
誰か聞いてた子がいるかもよ?
と答える様にしていて、ちゃんと聞いていた子が
「次は◯◯って言ってたよ」
と他の子をリードしてくれる子が現れたり、回を重ねるごとに「ちゃんと聞く子」が増えていきます。
時間はかかるし、待たないと行けないし、効率は悪いかもしれませんが、長い目で見るときっとその方が子供達のためになるかなと。
ちゃんと読む、ちゃんと聞く
中学生・高校生の教科を教えていて感じるのは
読んでいるようで読めていない
聞いているようで聞いていない
ことがとても多く、勉強が苦手な子ほど「聞く・読む」という基本的な部分が「甘い」という印象です。
そしてこの部分は「すぐに身につく」ものではなく、小さい時からの積み重ねで身につく部分です。
なので未就園児のサッカーでは
「聞く力」の前に「聞こうとする力」を磨いて欲しい
と思っていて、そのために必要なのは
聞いていなくて、損をした経験
聞いていなくて、恥をかいた経験
聞いていなくて、不利益を被った経験
ちゃんと聞いていて、嬉しかった経験
ちゃんと聞いていて、役に立った経験
ちゃんと聞いていて、上手く行った経験
であり、これら経験することで「聞こうとする力」を磨いて欲しいと思っています。