センター試験目前の高3生へ
いよいよ明日から、大学入試センター試験が始まります。
泣いても笑っても、明日明後日の結果で自分の進む道がほぼ決まるということで、それに賭ける思いも一入(ひとしお)かと思います。
緊張して、いつもなら思いつく解法が出てこなかったり、時間に追われて焦る気持ちでいっぱいいっぱいになるかもしれません。
そんな 「受験の緊張」 を少しでも緩和するために、皆さんに伝えたい話があります。
塾でお話ししたことがあるかもしれませんが、石井が20代の終わりごろ、家計的にも、仕事的にも、精神的にも、どん底を味わっていて、将来の自分に何も希望が持てない時期がありました。
何をやってもうまくいかない葛藤や、家族を豊かにできてない劣等感、成果を生めない自分への自己嫌悪、毎日毎日そんな 「負の感情」 に埋め尽くされていて、この先自分はどうなるんだろうという不安でいっぱいでした。
そんな中、ひょんなことから次の言葉が頭によぎり、この言葉は現在も 「座右の銘」 の1つにもなっています。
ストレスとは、感謝欠乏症である。
人は 「ないもの」 を見ると、不足の思いが湧いてきて、ストレスを感じます。
一方 「あるもの」 を見ると、感謝の心が湧いてきて、心が前向きに、豊かになると思っています。
その当時、どん底だと思っていた自分の人生ですが
- 健康で元気に働ける体がある
- 貧しい中でも前向きに支えてくれる家族がいる
- 平和で豊かな日本という国で生活ができている(世界には、紛争中や不平等な国がたくさんある)
- これまで支えてくれたたくさんの人がいる
- 人として、考える力や想像する力という可能性を持っている
他にもまだまだたくさんありますが、そう考えると 「こうして生きているだけでありがたい」と 思えるようになり、すーっと心が軽くなったのを覚えています。
ちょっと話が飛躍しましたが、センター試験を受けるにあたり考えて欲しいのは 「これまで皆さんを支えてくれた人たち」 のことです。
家族や先生方、そして友達、、、、
もしかしたらセンター試験を受ける皆さんより、この数日は緊張してハラハラいるかもしれません(笑)
そんなたくさんの人がいて、今があること。
そして、平和で安全で平等で充実した教育が受けられる日本で高校生として過ごせるだけで「恵まれた環境、世界のトップ3%」くらいには入っているだろうということ。
世界的に見て、皆さんほど恵まれた環境で勉強ができる人は、本当にほんの一握りです。なので、
試験の内容や結果はどうあれ、まずは受けられることに心から感謝
で心を満たして、明日明後日の試験に望んで欲しいなと思っています。
最後に、石井が実際に入試などで行なっていた 「儀式」 を紹介します。
それは 「テスト開始」 の合図があったら 「5秒、目を閉じて、頭の中で感謝の言葉を言う」 です。
科学的な根拠はゼロですが、体験談として 「効果はすごい」 と思っていますので(笑)
では、明日からの二日間、持てる全てを出し切って、人生で一度しかない(中には数回受ける人もいますが)
「センター試験を受けると言う経験」
を楽しんできてください!