読む力と聞く力
20代前半から「家庭教師・学習塾」に関わり、今は仕事として取り組んでいますが、改めて感じることは
- 文章をちゃんと読んでいるようで、ちゃんと読めていない
- 話を聞いているようで、実はちゃんと聞いていない
という子が圧倒的に多く、逆に「ちゃんと読めて聞ける子」は、総じて勉強もスポーツも得意な傾向にあると感じています。
これは「気をつけたら直ぐできる」という部分ではなく習慣の一部なので、意識して取り組んで、繰り返して繰り返して身に付く部分です。
塾の授業では子供たちによく言いますが
成績の良い子ほど、授業中に黒板を向くのがはやく、頻度も多い
逆に、勉強が苦手な子ほどずっと下を向いて教科書やノートばかりみている
と感じています。
また、監督をしている小学生のサッカーチームでは
監督は、1回しか言わないから聞きそびれたら、次、何するかわかんなくなるよ
と言うようにしていて、しっかり聞くことを意識づけたいと考えています。
基礎が大事、勉強も。
スポーツでよく言われることですが「何事も基礎基本が大事」です。
これはもちろん勉強でも同じですが、勉強で言うところの「基礎基本」は次の部分だと思っています。
- 文章を正確に読むこと
- 人の話をちゃんと聞くこと
- 字を丁寧に書くこと(上手くなくても良いので)
- 教科書やノートを丁寧に扱うこと
これらの「基礎の力」が弱いと、同じ時間と労力を費やしても、身に付くものが全然違います。
なので、小さい時から「この基礎の部分」はきっちり伝えて、身につけさせてあげたいなと思います。
小学生クラスでの取り組み
そこで学習塾ブリッジの小学生クラス(月曜日)では、ちゃんと文章を読むこと、一言一句「てにをは」までちゃんと読むこと、を身につけて欲しくて、次のようなプリントをしています。
問題は一部ですが、狙いとしては
- ちゃんと読むこと
- 読んだことをメモしながらまとめること
- その上で答えを見つけること
としていて、この1ヶ月取り組んできて、少しずつですが「ちゃんと読むこと」ができるようになったかなと思います。
これらの問題は、今後、PDFか何かで公開し、誰でも使えるようにしたいと思っていますので少々お待ちください。