「勉強が嫌い」は本当か?
大学生の頃(およそ28年前)から家庭教師や塾をしてきて
私は(うちの子は)根本的に勉強することが嫌いなのですが?
という相談をたくさん受けてきました。
ただ、実際に接してみて、話をしてみて、勉強を進めてみて、わかることがあります。
それは
- 勉強ではなく、人と比べられることが嫌い
- 勉強ではなく、一方的に評価されることが嫌い
- 勉強ではなく、わかりにくい説明が嫌い
- 勉強ではなく、無理やり学ばされることが嫌い
- 勉強ではなく、無意味と感じることを暗記するのが嫌い
- 勉強ではなく、機械的に反復させられるのが嫌い
- 勉強ではなく、高圧的に教えられるのが嫌い
- 勉強ではなく、好奇心や興味を後回しにされるのが嫌い
- 勉強ではなく、興味が薄いことを無理強いされることが嫌い
- 勉強ではなく、感性やひらめきを否定されるのが嫌い
であって「勉強そのものが嫌いではない」ということです。
勉強とは何か?
例えば、次のようなことも「勉強」と言えないでしょうか?
- 経営するラーメン屋の売り上げを上げるために、スープと麺について分析し、新メニューを考える
- 営業資料を効率よく作るために、パワーポイントの便利な使い方を学ぶ
- TikTokに面白い動画をアップするために、動画編集を調べてやってみる
- ヘルシーなのに美味しい料理を作るためにレシピを調べ、調理法を研究する
- 好きなスポーツで活躍するために、練習メニューやプレーについて調べる
- 恋人にサプライズするために、デートスポットやお店をリサーチする
- 好きなドラマが気になりすぎて、その原作や俳優さんを調べてみる
これらは
問題解決であり
できないことを、できるようになることであり
わからないことを知ることであり
学びであり成長です。
このことを「勉強」と捉えるようにしていて「このことが嫌いな人はいない」と思っています。
なぜなら、全ての人が心の奥底に
もっとよくなりたい
成長しできることを増やしたい
それにより豊かでありたい
笑顔の時間を増やしたい
思い描いた生き方をしたい
という根本的な「幸せへの欲求」があると信じているからです。
なので「勉強が嫌い」という言葉は、その奥底にある部分を見極めることが必要です。