完全習得学習への挑戦
学習塾ブリッジでは、英語について 「完全習得学習スタイル」 へ移行します。
というのも、20代の頃から常に下記のことを考えていました。
- 子供達自身が明確な目標を持って勉強に取り組めないか
- 習得に個人差がある中で、それぞれにベストな進度で学習を進められないか
- 全体像の中から、今自分がどこにいるのかわかる方法はないか
- 人と比べることなく、昨日までの自分と未来の自分との比較で動機付けできないか
- 天井効果や床効果を排除し、子供達の可能性を最大限伸ばせないか
などなど、学業に取り組む子供達にとって「もっと良い方法はないだろうか?」と常々模索し、研究してきました。
そんな中、このブログでも以前紹介したことがある「サルマン・カーン/点数ではなく身に付けることを目指す教育」に感銘を受け、その中で紹介されている「完全習得学習法」がずっと心にありました。
ただ、この方法を採用するには解決しなければいけないハードルが沢山あります。
- 学校の進み方とは全く違う進み方になる
- なので、中間考査や期末考査の対策とは無縁であること。
- 子供達でもわかるような「全体像および取得度合いの提示」
- 個々人の必要性に応じた「授業の提供」
- 演習および解説、反復ツールの提供
- 子供達への「目標設定のスキル」の提供
- ちょうど良いハードル(高すぎず低すぎず)
- それに向かう動機付け(モチベーション)のサポート
などなど、細かく言い出すとまだまだあるのですが、簡単に取り入れて「さぁどうぞ!」というものではないと思っています。
そこで、これまで「サンプルクラス(英語)」を1つ設け、2〜3年に渡って取り組んできました。
内容的に
- 学校の進み方とは全く異なる進み方の授業(基礎から応用までを習得しやすい順に)
- 週1回(50分)のみ、宿題もなし、の授業
- 徹底的な文法基礎の反復
でしたが、小学生にも関わらずスイスイ文法をマスターしていく子や、上のレベルの英検をどんどん取得する子など、一定の成果が見られ 「これなら塾として活用していけるな」と確信を持つことができました。
そこで、ブリッジでは英語について2018年6月より「完全習得学習スタイル」へ移行します。
詳細は改めてホームページで公開し、可能であれば「塾に通っていない子」でも利用できる形を作り上げたいと思っています。