目から鱗だった「成功の定義」
30才くらいだったと記憶していますが、人生の師匠とも呼べる方から次のような考え方を学びました。
成功とは、場所ではなく姿である。
わかりやすく例えるとすると、Aさんが年収3000万円、Bさんが年収300万円だとして、一般的には「Aさんの方が成功している」となるかと思います。
それは「成功を場所(何を成し遂げたか、どこにいるか)で捉える」考え方です。
もし仮にAさんが「今、とくに夢も目標もなく、日々を漫然と過ごしている」とし、
Bさんが「大志に燃え、目標に向かって1日1日を真剣に過ごしている」とすると
「Bさんの方が成功している」と考えるのが「成功を姿(今何をしているか、成長しているか)で捉える」考え方です。
つまり、今その人が
「どこにいて、何を持っていて、何を成し遂げたか」
ではなく
「どこに向かっているか、どう進んでいるか、成長しているか」
で「成功」という言葉を考えようということです。
ちょっと難しい話かもしれませんが、30才でこの考え方に出会えた自分はとても幸せだと感じています。
高校3年生ですでに「大学入試に合格した人」は、前者の見方で言えば「成功した」のかもしれません。
ですが、もし新たな目標に向かって走っていないのであれば「この前までは成功していた人」になってしまいます。
現在、塾生の中には「合格した後の方が勉強に燃えている生徒」がいて、彼らの姿を見るたびに嬉しくなる今日このごろです。