勉強の目的
期末テストが終わり、一段落している生徒さんも多いかと思います。
3年生は、高校入試、大学入試を控えて、まだまだ緊張感のある日々を過ごしているかもしれません。
テスト前に必死に勉強する生徒たちを見るたびに考えるのは
彼らが勉強する目的は何なのだろうか?
それを子供たちは自覚して勉強しているだろうか?
ということです。
もちろん点数が出て、順位が出ますので「より良い点数、より良い順位」を目指すことは悪いことではありません。
では「良い点数をとるために、良い順位をとるために勉強しているのですか?」と聞かれたら「はい!」とはならないのではないでしょうか?
もしかしたら「将来のため」「可能性を広げるため」「より良い進路に進むため」などがそれに該当するのかもしれませんが、この点についても
- 将来の何に、どうつながるから、このテスト勉強を頑張るのか?
- このテスト勉強を頑張ることが、どう可能性を広げるのか?
- より良い進路とはどんな進路か?
- 偏差値が高い大学があなたにとっての「良い進路」の理由は?
という質問に明確に答えられる生徒は少ないのではと感じます。
となると「目的もなく勉強している」という可能性があり、それはとてももったいないことだと考えます。
この部分の話は、中学生や高校生に塾の合間をみて話すようにしています。
正直まだ「ピンと来ない」かもしれません。
でもいつか「あの時、塾で先生が言っていたのはこのことか」と気がついてもらえたら良いなと考えています。