子供に残したいもの
27才から29才まで、外資系の保険会社で「ライフプラン・アドバイザー」とてフルコミッション(完全歩合)で働いていました。
ライフプラン・アドバイザーとは、簡単にいうと
それぞれの家庭の今後の収支をシュミレーションして、生命保険を設計する仕事
なのですが、その時にふとこんなことを考えました。
我が家(妻と子供3人)は、いったいいくら生命保険で準備できたら心から安心だろうか?
これは「いくらだったら生活していけるか」ではなく、家族を残してこの世を去る側として「心から安心できる金額」という意味合いなのですが、考えに考えて行き着いた結論は
金額の大小よりも、もっと大事なことがある
ということに辿り着きました。
2つの家族
例えば
生命保険で、億を超えるお金をのこしたけれど、
家族は皆、ネガティブで、他責思考、お互いに足を引っ張り合う関係性。
自分のことしか考えず、学んだり、成長しようという意欲が低い。
目標やビジョンが何も無く、その場その場で感情のままに生きている。
この状況では、全く安心はできません。一方で
生命保険は、微々たる金額しか残せなかったけれど
家族がチームとしてお互いに支え合い、ポジティブで積極的な思考。
どんな状況でも現状をプラスに受け止めて、その中で何ができるかを考え行動する。
苦しい中でも目標やビジョンを描いて、自分の中の指針にそって生きている。
だとすると、きっと「この子達なら大丈夫」と考えることができるなと。
そう考えると、子供達に一番に残したいものは「考え方」だと思うようになりました。
実はこのブログ、今まで自分が学んできたことを書き連ねているのですが、もう1つの目的は
我が子に、自分の考え方(アイデア)を残しておきたい
という超個人的な目的も含んでいます。
いつかやってくるその時に「父さんならどう考えるだろうか?」と振り返る場所として使って欲しいと思いながら。